避難生徒ら、学校で受け入れ 屋久島町が支援本格化 

屋久島の避難所で一夜を明かし、外出する口永良部島の住民=30日午前、鹿児島県の屋久島

 鹿児島県屋久島町の口永良部島・新岳(626メートル)の爆発的噴火から一夜明けた30日、住民が避難した屋久島町は、児童・生徒計16人を屋久島の小中学校で臨時に受け入れることを決めた。避難者の「心のケア」をするため保健師の派遣を検討するなど、避難の長期化も視野に入れた本格的な支援が始まった。

 気象庁は、29日からの噴火が30日午前10時50分ごろに停止したもようだと発表。ただ、今後も爆発力や規模が大きい噴火が発生する可能性があるとして引き続き厳重な警戒を求めた。

 同日、屋久島入りした赤沢防災担当副大臣らは「避難後のサポートに万全を期したい」などと述べた。


  • LINEで送る