被爆者、米の放射能被害者と交流 ウラン鉱山の先住民 

米ニューメキシコ州チャーチロックで、先住民のナバホ族の女性(左)と原爆の写真集を見ながら交流する川副忠子さん=24日(共同)

 【チャーチロック共同】訪米中の被爆者川副忠子さん(71)は24日、ニューメキシコ州のウラン鉱山を視察し、放射能被害を訴えている先住民と交流した。「核実験場やウラン採掘、原爆、原発事故のヒバクシャは同じ痛みを抱えている」。27日から核拡散防止条約(NPT)再検討会議が始まるニューヨークで、原爆を含めたあらゆる核の被害を伝えるつもりだ。

 二つのウラン鉱山に挟まれたチャーチロック地区の村に暮らすナバホ族の女性イディス・フッドさん(63)は「鉱山で働いていたが、健康被害の危険があるとは知らなかった」と話す。2006年に悪性リンパ腫が見つかった。


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