2015年4月24日 13:00 | 無料公開
患者の死亡事故が起きた東京女子医大病院(東京都新宿区)と群馬大病院(前橋市)について、厚生労働省は24日までに、医療安全の管理体制が確保されていないとして高度医療を提供する特定機能病院の承認を取り消す方針を固めた。 塩崎恭久厚労相は24日の閣議後の記者会見で「医療安全管理に重大な問題があり、ガバナンス(統治)の仕組みが全く機能していないことが分かってきた」と述べた。 承認取り消しの可否を議論する厚労省の社会保障審議会医療分科会が、「取り消し相当」とする意見を今月末にもまとめる見通し。同省は病院側から意見を聴いた上で、分科会の答申を受けて処分を決定する。