新国立競技場周辺に森を 日本学術会議が提言発表へ 

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとして建設される新国立競技場について、内閣府の特別機関で国に政策提言などを行う日本学術会議(大西隆会長)が、現在の計画は明治神宮外苑地区の自然環境に配慮が足りないとして国や東京都、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)に「本物の森」をつくるなどの見直しを求めることが23日、分かった。24日に提言を発表する。

 新国立競技場をめぐっては、これまで建築家や市民団体が計画に反対してきたが、国内の科学者を代表する組織である同会議が改善案を示すことで、国やJSCなどの対応が注目される。


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