原爆ドームの被爆瓦で惨状訴える 完成から100年 

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原爆ドーム(上)のそばを流れる元安川で、被爆した瓦などを採取する広島大の学生ら=5日午後、広島市

 世界遺産の原爆ドーム(広島市)が1915年、「広島県物産陳列館」として完成してから100年を迎えた5日、広島大の学生らのグループが、そばを流れる元安川で、被爆した瓦や建物の破片を採取し、観光客らに見せて被爆の惨状を説明した。

 グループは、沖縄県浦添市出身で広島大大学院生の嘉陽礼文さん(36)が中心となって設立した「広島大学原爆瓦発送之会」。この日、水位が低くなるのを待って採取後、ドーム前の慰霊碑に献花し、平和を願う気持ちを新たにした。

 原爆投下から8月で70年となるが、元安川には今も、爆風で吹き飛んだ原爆ドームのれんが壁や周辺の民家の瓦などが残っている。