首相、リー氏国葬参列へ 「アジアの繁栄築いた」 

 【シンガポール共同】安倍晋三首相は29日昼(日本時間午後)、シンガポール初代首相のリー・クアンユー氏の国葬に参列するため、政府専用機で同国のチャンギ国際空港に到着した。出発前、リー氏について羽田空港で記者団に「シンガポール建国の父であり、アジア、東南アジア諸国連合(ASEAN)の繁栄の礎を築いた偉大なリーダーだった」と述べた。

 30日未明に帰国する予定。

 かつてリー氏が日本の戦争責任に厳しい指摘をしていたことに関し、首相は「戦後日本は、先の大戦の深い反省の上に平和国家の道を歩み、民主的で自由な国をつくった。その歩みは今後も変わらない」と語った。


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