治療実施後3日で死亡 千葉県がんセンターが調査へ 

 千葉県がんセンターは、入院していた肝臓がんの男性患者(65)が、血管内を通したカテーテルによる抗がん剤などの投与を受けてから3日後に、大量出血や肝不全などを起こして死亡したと26日、明らかにした。

 センターは外部有識者も交えて事故調査委員会を設置し、カテーテルが血管を傷つけるなどのミスがなかったか調べる。センターによると、担当した50代の男性医師は、腹腔鏡下手術で複数の患者が死亡した問題で県の第三者委員会の調査を受けている。

 カテーテルによる治療は16日に実施され、脚の付け根の血管から患部へと管を通し、抗がん剤などを投与していた。男性は19日夜に死亡。


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