2015年3月1日 21:13 | 無料公開
1日、モスクワでプラカードを掲げて射殺されたネムツォフ氏を追悼する市民ら(ロイター=共同)
【モスクワ共同】反プーチン政権の急先鋒で2月27日に射殺されたロシア野党有力指導者、ボリス・ネムツォフ元第1副首相(55)を追悼するデモ行進が1日、モスクワ都心で行われた。主催者側によると「5万人以上」が参加、ネムツォフ氏の写真を掲げ行進した。
ロシアが昨年、ウクライナからクリミアを編入し、プーチン大統領の支持率が80%前後に跳ね上がって以来、これほどの大規模デモは初めて。ネムツォフ氏殺害をきっかけにリベラル勢力が反政権の声を再び高める可能性もあり、政権は警戒を強めそうだ。
行進は地下鉄キタイゴロド駅周辺を出発し、クレムリンの前や殺害現場を通過。