2015年2月26日 05:28 | 無料公開
国際宇宙ステーション(NASA提供)
【モスクワ共同】ロシア宇宙庁は24日、国際宇宙ステーション(ISS)の運用を2024年まで続けると発表した。20年で打ち切るべきだとの姿勢を転換し、延長を提案した米国に歩み寄った。ウクライナ危機による米ロ関係悪化の影響を宇宙開発に波及させることはひとまず回避した形だ。
日米欧などは20年までの運用に合意していたが、昨年1月になって米国が24年までの延長を提案した。ステーションに人を運ぶ唯一の手段であるソユーズ宇宙船を保有するロシアのロゴジン副首相は昨年5月、経費などを理由に延長拒否を表明していた。
運用延長について日本は16年度までに対応を決める方針。