神戸、震災当時の炊き出し再現 中華街・南京町 

中華街・南京町で行われた阪神大震災当時を再現した炊き出しで、観光客らに振る舞われた水ギョーザ=31日午後、神戸市中央区

 阪神大震災で大きな被害を受けた神戸市中央区の中華街・南京町で31日、地元の商店街振興組合が当時の炊き出しを再現し、観光客らに振る舞う行事があった。

 南京町は西日本最大級の中華街で、豚まんやごま団子を売る店が立ち並ぶ。震災で8戸が全壊し、5割の建物が半壊や一部損壊した。震災直後の1995年1月31日は、中国の旧正月を祝う春節祭の初日だったが、中止して広場で炊き出しをした。

 この日は、水ギョーザとおかゆをそれぞれ300人分用意。震災直後の様子を伝える写真パネルを立て掛けた広場で、無料で配った。


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