米政府、100万人を遺伝子解析 個別化医療へ大規模研究 

 【ワシントン共同】オバマ米大統領は30日、個人の体質に応じた次世代医療の実現に向け、100万人以上の米国人の遺伝子解析データを集める計画を発表した。

 一般教書演説で表明した「プレシジョン・メディシン(精密医療)イニシアチブ」の一環。国立衛生研究所(NIH)がボランティアを募り、遺伝子と生活習慣、がんや糖尿病といった病気との関連を調べる大規模な疫学研究を始める。

 がんの治療法開発を加速するための研究者向け遺伝子データベースを構築。素早い遺伝子検査やゲノム解析を実現するための次世代シーケンサー技術開発も促す。


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