通訳ガイド制度見直しへ アジアの客にも対応を 

 観光庁は24日、観光ガイドの国家資格「通訳案内士」見直しに向け、観光関係者らによる検討会で議論を始めた。戦後復興期の制度スタートから60年以上が経過し、アジアからの観光客が押し寄せる時代に合わなくなっており、「資格取得者が英語に偏っている」「難しすぎる常識問題もある」との指摘も出ている。

 政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年までに訪日客を2千万人に増やす目標で、受け入れ態勢を整えるのが狙い。出題傾向の在り方についても議論し、法改正も視野に来年夏までに結論を出す。


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