警視庁が女性の被害金回復を支援 振り込め詐欺実行犯と和解 

 振り込め詐欺の被害に遭った女性が、警視庁の支援を受けて、実行犯とされる男に損害賠償を求めて提訴し、詐取金の一部に当たる約150万円を受け取るとの内容で和解していたことが22日、警視庁などへの取材で分かった。全国的に珍しいという。

 警視庁によると、提訴したのは神奈川県の60代女性。有料サイトの代金支払いを求めるうその話を持ち掛けられ、昨年11月に約300万円をだまし取られた。警視庁は今年2月、詐取金を回収したとされる20代の男を詐欺容疑で逮捕。女性は9月、男に損害賠償を求める訴訟を起こし、その後、和解が成立した。警視庁は弁護士の紹介など支援に当たった。


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