除染廃棄物、来年1月の搬入断念 中間貯蔵施設で政府 

 東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を保管するため福島県内に建設する中間貯蔵施設をめぐり、政府は目標に掲げてきた来年1月の廃棄物搬入開始は困難と判断し、年度内の開始を目指すことが21日分かった。1月中に用地の整備に着手し、一時保管場の設置工事を始めたい意向。

 目標時期の延期は、除染の遅れや施設受け入れをめぐる福島側との交渉長期化などが原因。

 政府は今年10月から、福島県双葉、大熊2町にまたがる予定地に土地を所有する企業などを相手に用地取得の交渉を開始。売買契約には至っていないが、一部企業から条件付きで一時保管場設置のための土地使用の内諾を得た。


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