米店2代目がアイドル再生 東京で商店街を応援 

お披露目ライブの後に行われたEDOistの握手会。手前から春江ゆま、興宮ゆか、篠崎りな=東京都江戸川区

 東京都江戸川区にある米店「ライスショップカンダ」の2代目が、ご当地アイドルグループを再生させつつ、地元商店街を盛り上げるという地道な活動を続けている。

 この2代目は神田泰宏さん。2012年、区内全域の商店街を応援しようと自身が呼び掛け、4人組のアイドル「EDOist」を発足させた。しかしメンバーの脱退が相次ぎ、今春から興宮ゆか1人きりになった。

 「もともとアイドルにあまり興味がなかった」という神田さん。素人ながら、手探りでプロモーションやライブの運営を担ってきた。メンバーが興宮だけになったときも「本人にやる気があったので何とか盛り上げてあげたいと思いました」。

 新メンバーのオーディションを実施し、地元にゆかりのある2人を選んだ。リーダーの「興宮」をはじめとする彼女らの活動名「篠崎りな」「春江ゆま」も、地元の地名にちなんだ。

 12月半ば、同区内で開かれた新生「EDOist」のお披露目ライブで、興宮は「これからは3人で頑張っていきます。きょうは本当に本当にありがとうございました」と元気にあいさつした。

 神田さんは「まだまだこれから」と気を抜かない。「区内には商店街が88カ所あります。四国八十八カ所巡りじゃないけど、全部回ってイベントをやりたいですね」


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