独、薬物で患者大量殺害の疑い 180超の死亡例捜査 

 【ベルリン共同】ドイツ北部の病院で薬物投与により重病の患者3人を殺害したとして、殺人罪に問われた看護師の男(37)が、同様の犯行を繰り返していた疑いが浮上している。180人を超える死亡例が捜査対象になっている。DPA通信が27日までに報じた。

 検察当局によると、男は2003~05年、北部デルメンホルストの病院に勤務。3人に致死量の不整脈治療剤を注射し、殺害した罪で起訴され、今年9月に裁判が始まった。退屈しのぎに患者を重篤な状態にし、蘇生させるのが目的だったが、失敗したとされる。

 男は08年、同じ手口で患者を殺害しようとした殺人未遂罪で有罪となった。


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