2014年11月27日 08:42 | 無料公開
9月、米国立衛生研究所(NIH)で開発中のエボラ出血熱ワクチンの注射を受ける39歳の女性(米国立アレルギー感染症研究所提供・共同)
【ワシントン共同】米国立衛生研究所(NIH)と英製薬大手グラクソ・スミスクラインのチームは26日、開発中のエボラ出血熱ワクチン「cAd3―EBO」の小規模な臨床試験で、人での感染防止効果が期待できる結果が出たと発表した。
深刻な副作用は起きず安全性も確認したとしている。来年初めにも西アフリカで医療関係者を中心に数千人規模の本格的な臨床試験を始め、実際に人でウイルス感染を防ぐことができるかどうかを確かめる方針。ただ投与量が多いと発熱するケースがあることも分かり、適切な投与量を見極めるのが課題になりそうだ。