渡辺喜美氏が新党結成を断念 無所属で衆院選出馬へ 

渡辺喜美氏

 解党するみんなの党の渡辺喜美前代表が、検討していた衆院選前の新党結成を断念したことが26日、関係者の話で分かった。新党設立に必要な5人の国会議員を確保できなかった。衆院選には無所属で臨み、栃木3区から立候補する意向だ。

 事務所関係者によると、渡辺氏は衆院選公示が来月2日に迫り、準備期間が短いことを考慮。新党を見送ると決断して、周辺や地元後援会に伝えた。

 みんなの党が28日付で解党することを踏まえ、渡辺氏はかねて「新党はみんなの党のDNAを生かしていく有力な選択肢の一つだ」と結成に意欲を示し、渡辺美知太郎参院議員らと準備を進めていた。


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