古墳群登録目指し世界遺産シンポ 大阪・四天王寺大 

「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録を目指して開かれたシンポジウム=24日午後、大阪府羽曳野市の四天王寺大

 世界最大規模の墳墓・大山古墳(伝仁徳天皇陵)を含む「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)の世界文化遺産登録を目指すシンポジウムが24日、四天王寺大(大阪府羽曳野市)で開かれ、約580人が詰めかけた。

 シンポジウムでは福永伸哉大阪大教授が「全長200メートルを超える墓は世界でも50ほどしかないが、そのうち約30が日本にある。墳形と大きさでランクを示す日本の古墳は人類史的にも貴重で、小さな古墳も含め古墳群として価値がある」と説明。岡田保良国士舘大教授(西アジア建築史)も「他国の墓と比べ、日本の古墳は埴輪や葺石など見せることを意識した施設で珍しい」と述べた。


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