20年間新聞配達の市職員処分 甲府、50代「教育費に」 

 甲府市は17日、約20年間にわたり新聞配達のアルバイトをしていたとして、農政課に所属する50代の男性課長補佐を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと発表した。男性は「親の扶養や子どもの教育に必要で、生活費に困っていた」と説明している。

 市によると、男性は1993年9月に新聞配達のアルバイトを始めた。2004年からはほぼ毎日午前3~6時に、甲府市と山梨県笛吹市の約170世帯に朝刊を配達し、10年間で計約1450万円の収入があった。平日はバイト後に出勤していたが、勤務状況は良く、記録が残っている最近3年間は無遅刻・無欠勤だった。


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