浜岡原発の安全対策工事延長へ 中部電、防災強化で1年 

 中部電力が浜岡原発(静岡県御前崎市)4号機で地震や津波に備えて進める安全対策工事の完了時期を、2015年9月から1年程度延長する方針を固めたことが31日分かった。14年9月中間連結決算と合わせ、同日午後に発表する。工期の延長で原発再稼働の見通しは一段と不透明になる。

 中部電は浜岡原発の再稼働に向け、14年2月に新規制基準に基づく4号機の審査を原子力規制委員会に申請した。基準に適合した九州電力の川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の審査結果などを踏まえて防災対策を強化し、追加工事を実施するとみられる。


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