北朝鮮が国連決議案修正に期限 訪朝で揺さぶり 

 【ニューヨーク共同】北朝鮮による人権侵害を非難する国連総会決議案をめぐり、国連特別報告者らの訪朝受け入れをちらつかせて修正を求めている北朝鮮の国連代表部は30日、提出した日本や欧州連合(EU)などからの回答期限を31日とすると発表した。これを過ぎれば訪朝交渉に応じないとして揺さぶりを掛けた。

 北朝鮮側は、決議案が「人道に対する罪」への「国家の最高レベル」の政策的な関与に言及していることを問題視。金正恩第1書記の責任を問う声が高まることを懸念しているとみられる。

 日本政府筋は「提出済みの決議案への支持を各国に呼び掛ける立場に変わりはない」と話している。


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