NASA次世代宇宙船が準備完了 12月に初飛行 

30日、米フロリダ州のケネディ宇宙センターで初飛行の準備を終えた次世代宇宙船「オリオン」の試験機。外側をカバーで覆われ、上部に細長い脱出装置が取り付けられた(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は30日、12月4日に予定する初の無人飛行に向けて準備を終えた次世代宇宙船「オリオン」の試験機の写真を公開した。

 米フロリダ州のケネディ宇宙センターの施設で、打ち上げトラブルが起きた際に宇宙船をロケットから分離して安全に地上に戻す脱出装置が上部に取り付けられた。11月上旬に同センターの発射場近くに移動され、試験飛行用の打ち上げロケット「デルタ4ヘビー」の先端に搭載される。

 オリオンは将来の火星や小惑星への有人飛行に使われる予定。NASAと米ロッキード・マーチンが開発している。


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