食と郷土愛は集落に軍配 都市と比較調査 

 過疎地の人々は、都市に比べ食の満足度や郷土愛が勝る―。過疎集落がある市町村でつくる全国水源の里連絡協議会は30日、住民の暮らしへの意識に関するアンケートの結果を発表した。「食の豊かさ」や「社会とのつながり」「郷土への愛情」などの面で集落の方が満足度で上回った。

 調査は今夏に46市町村の過疎集落の住民に実施し約4千人が回答。都市部と比較するため、東京都の2市と神奈川県鎌倉市の住民計約500人の意識も調べた。「新鮮な食材をどれくらい食べるか」「隣近所と交流があるか」などへの回答によって指数化した。


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