2014年10月25日 18:20 | 無料公開
噴煙を上げる御嶽山=25日午後、共同通信社ヘリから
入山者に登山届の提出を義務化することを自治体が検討している火山は、気象庁が常時観測の対象とする全国47火山のうち、御嶽山(長野・岐阜)と新潟焼山(新潟)にとどまることが25日、共同通信の調べで分かった。御嶽山の噴火から27日で1カ月となるが、義務化は「観光にマイナス」などとして消極的な自治体も少なくない。
ヘルメットが新たに配備されたのは10火山で、安全対策が進まない実態が明らかになった。
御嶽山の噴火で行方不明の人数確定が難航したのは、登山届を提出していない人が多かったのが一因とされている。