「宝庫」釧路沖で鯨類観察 生態調査に市民が同行 

シャチやクジラなどの生態調査に地元市民が同行する2日間限定の海洋ツアー=25日午後、北海道釧路沖

 北海道・釧路沖の太平洋で25日、シャチやクジラなどの生態調査に地元市民が同行する2日間限定の海洋ツアーが行われた。釧路沖は、秋には100頭以上のシャチが集まるとされる世界有数の「鯨類の宝庫」。この日はイルカ2種類と遭遇しただけだったが、参加者からは「天気も良くて素晴らしかった。次回はぜひ、シャチに会いたい」との声が上がった。

 調査は、海洋調査や環境教育に取り組むNPO「さかまた組」(北海道室蘭市、笹森琴絵代表)や大阪、福岡の専門学校が2003年から毎年実施。これまでに確認したシャチやクジラ、イルカは計11種類に上る。


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