ビール類の税率一本化を検討 発泡酒、第三は増税  

 政府、与党は25日、麦芽比率などに応じて異なるビール類の酒税を段階的に見直し、最終的に一本化を目指す方針を明らかにした。税率の高いビールは減税となる一方で、発泡酒や第三のビールを増税する方向で検討し、ビール類の税収規模は変わらないように制度を設計する。

 ただ第三のビールや発泡酒は安価なことが消費者に受けていただけに、増税で価格が上がれば、家計に影響がありそうだ。ビール業界も販売戦略の変更を余儀なくされる可能性がある。

 12月に策定する2015年度の与党税制改正大綱で具体化を目指しており、ビール業界と調整に入る。実施時期は16年以降になるとみられる。


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