2014年10月25日 11:30 | 無料公開
トヨタ自動車が、取引先の部品メーカーに対し、2014年度下半期(14年10月~15年3月)の部品購入価格については、値下げ要求を見送る方針を固めたことが25日、分かった。通常の価格交渉では1~1・5%程度の値下げを求めることが多く、異例の措置。 トヨタは好調な業績が続いており、利益を部品メーカーに還元する。自動車メーカーは関連企業の裾野が広く、還元分が取引先の新規投資や賃上げに回れば、景気回復を後押ししそうだ。 上半期の値下げ要求は1%を下回る水準にとどめていた。下半期も当初は同程度とする計画だったが、取引先をさらに支援することにした。