指揮者の西本智実さんに名誉賞 バチカンの財団、日本人初 

西本智実さん

 【ローマ共同】日本人女性指揮者の西本智実さん(44)が23日、バチカンで毎年開催される国際音楽祭の主催財団から「名誉賞」を贈られ、ローマで授賞式が行われた。財団によると、日本人が同賞を受賞するのは初めて。西本さんは24日と26日、サンピエトロ大聖堂などでオーケストラと合唱団を率いて公演する。

 西本さんは、曽祖母の出身地である長崎県平戸市・生月島の隠れキリシタンが伝承してきた祈りで、グレゴリオ聖歌を起源とする「オラショ」の研究に貢献したことなどが評価された。


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