2014年10月23日 10:11 | 無料公開
第66回正倉院展で展示される、聖武天皇が履いたといわれる儀式用の靴「衲御礼履」=23日午前、奈良市の奈良国立博物館
奈良市の奈良国立博物館は23日、第66回正倉院展が24日から始まるのを前に、展示する計59件の宝物(初出品6件)を報道陣に公開した。11月12日までの会期中は無休。
鳥毛が飾られた「天平美人」で知られる「鳥毛立女屏風」が15年ぶりに展示される。聖武天皇が東大寺大仏開眼会で履いたといわれる儀式用の靴「衲御礼履」、現在のイラン周辺で制作されたと推測される「白瑠璃瓶」など、天皇皇后両陛下の傘寿を祝い、華やかで正倉院を代表する宝物が多いのが今年の特徴だ。
観覧料は一般1100円、高校・大学生700円、小中学生400円。傘寿を記念し最終日は無料。