済美・安楽「ドラフト1位願う」 157キロの剛腕 

9月に死去した上甲正典監督の写真の前で、ドラフトに向けた思いを語る済美高の安楽智大投手=11日、松山市

 23日に行われるプロ野球のドラフト会議で1位指名が有力視される済美(愛媛)の157キロ右腕、安楽智大投手が11日、松山市内で報道陣の取材に応じ「23日は特別な日になる」と胸を高鳴らせた。

 苦楽をともにした同校の上甲正典監督が9月2日に亡くなった。恩師とは高校入学後に全国制覇、球速160キロ、ドラフト1位を約束。全国制覇と160キロは高校で達成できなかったが、上甲氏が最も切望したのがドラフト1位。「監督さんの夢を背負い、ドラフト1位で選ばれるように願っている」と力を込めた。

 「12球団どこがきても行きたい」と話す剛腕は将来的な大リーグ挑戦の思いも口にした。


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