副作用疑いは3878例、ノ社 白血病治療薬など 

 製薬会社ノバルティスファーマが薬の副作用の可能性がある約1万症例の資料を社内で放置していた問題で、ノ社は1日、薬との因果関係が否定できない重篤な症例は最終的に3878例だったと発表した。8月末に中間発表した2579例に1299例を追加した。

 9月30日に厚生労働省に報告した。ノ社は因果関係を明らかにするため、これらの患者を診察した医師に詳しい調査をし、情報を追加報告するとしている。厚労省は追加報告を基に、ノ社への対応を検討する。

 薬は同社が販売する28品目にわたり、慢性骨髄性白血病治療薬のグリベック(1934例)などの症例が多かった。


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