大津市職員に無罪判決 同僚女性への強制わいせつ 

 同僚の女性への強制わいせつ罪に問われた大津市の男性職員(49)=休職中=に対し、大津地裁(小野裕信裁判官)は26日、「女性の証言の信用性が低く、強制わいせつ行為を認定することはできない」として無罪(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 男性職員は2012年6月ごろ、大津市内の女性宅で胸を触るなどのわいせつな行為をしたとして、13年10月に在宅起訴された。公判で「女性の合意があると思っていた」として、起訴内容を否認していた。

 小野裁判官は判決理由で、女性の証言が変遷し、矛盾点もあると指摘。

 男性職員は判決後、「長くてつらい1年間だった」と話した。


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