JR東海が新型気動車52両投入 安全機能を強化 

JR東海が公開したディーゼル気動車「キハ25形」の新型車両。先頭部分にゴム製の緩衝材が取り付けられている=19日午後、岐阜県美濃加茂市

 JR東海は19日、在来線の「キハ25形」に新たな安全機能を搭載した新型ディーゼル気動車を岐阜県美濃加茂市の車両基地で報道陣に公開した。12月から高山線と太多線で、来年度には紀勢線と参宮線で計52両を順次投入し、古い車両と入れ替える。

 東海道新幹線「N700A」で採用されている、台車の振動から異常を検知し早期に故障を見つける仕組みを在来線で初めて導入した。

 同社によると、シカとの衝突事故は年々増加。運行遅れの原因になっていることから、衝突しても巻き込まずに線路外へはじき出せるよう先頭部分にゴム製の緩衝材を取り付けた。


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