広島豪雨、未明から複数警戒情報 当時の状況検証へ 

行方不明者の捜索と復旧作業が続く広島市安佐南区の土砂災害現場=2日午後、共同通信社ヘリから

 広島市の土砂災害が起きた8月20日未明、市が午前1時台から、見落としていた「1時間70ミリ」の雨量予報のほか、大雨への警戒を呼び掛ける複数の気象情報を受け取っていたことが2日、市などへの取材で分かった。

 中には「1ミリ以下」と予測する内容もあり、市は小康状態が続くと判断。避難勧告を出したのは、生き埋めなどの通報が相次いだ後の午前4時台だった。3日で災害発生から2週間。市は今後、寄せられた気象情報の取り扱いなど当時の状況を検証する。


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