代々木公園に蚊の採集器設置 デングウイルスを調査 

デング熱の感染場所とみられる都立代々木公園に、蚊を捕獲するわなを設置する東京都の職員=2日午前

 デング熱の国内感染が相次いで確認された問題で、東京都は2日、感染場所とみられる渋谷区の都立代々木公園に、蚊の採集器を設置した。デングウイルスの保有状況を調べるため。

 園内の人影がまばらな午前10時40分すぎ、都職員数人が、透明な筒の下に網を付けた長さ約50センチの採集器を準備。二酸化炭素(CO2)を出すドライアイスと光で蚊を誘い、ファンの風で網の中に蚊を追い込む。湿気の多い木陰の鉄柵に設置した。

 都によると、園内10カ所に採集器を設置、3日に回収する。当面は週1回行う。都は、8月26日夕から27日朝にも35匹を捕まえたが、ウイルス保有の蚊はいなかった。


  • LINEで送る