糖尿病急増、世界で4億人に迫る 国際団体試算 

米カリフォルニア州サンフランシスコで、砂糖を加えた清涼飲料への課税に賛成するプラカードを掲げる人々=7月(ゲッティ=共同)

 【ジュネーブ共同】糖尿病が世界で急増している。各国の糖尿病関連団体でつくる国際糖尿病連合(IDF)によると、2013年の世界の糖尿病人口(20~79歳)は3億8200万人で、1億9400万人だった03年から倍増。35年には5億9200万人に達する見込みだ。経済成長に伴い中国やインド、アフリカでも年々深刻化しており、欧米では糖尿病や肥満の対策として糖分を多く含んだ清涼飲料などに課税する動きも出始めている。

 IDFによると、糖尿病人口の約80%は中低所得国の人々。13年は1位が中国でインド、米国と続き、日本は10位だ。


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