辺野古反対に3600人 美ら海、守り抜こう 

米軍キャンプ・シュワブ前で、普天間飛行場の辺野古移設中止を求めメッセージを掲げる人たち=23日午後、沖縄県名護市

 命はぐくむ美ら海を守り抜こう―。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に向け名護市辺野古沿岸部で始まった海底ボーリング調査に抗議する市民ら約3600人(主催者発表)が23日、埋め立て予定地に隣接する米軍キャンプ・シュワブ前で辺野古移設の中止を求める集会を開いた。

 政府が海底調査を始めた18日以降、初の大規模集会。強い日差しが照り付ける中、シュワブのゲート前は国道両側の歩道を参加者が約450メートルにわたって埋め尽くした。

 稲嶺進名護市長は、辺野古周辺海域に生息する絶滅危惧種ジュゴンを描いたマント姿で「絶対に基地建設を止めよう」と強調した。


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