2014年8月21日 02:00 | 無料公開
南極の氷の下にあるウィランズ湖で見つかった球形の細菌の電子顕微鏡写真(研究チーム提供・共同)
【ワシントン共同】南極大陸を覆う氷床の下の深さ約800メートルにある湖で、岩石に含まれる化学物質などを“食べて”生きているとみられる細菌を見つけたと、米ルイジアナ州立大などの研究チームが英科学誌ネイチャーに20日発表した。
水温は氷点下で太陽光も届かず、外界とエネルギーや物質のやりとりがない閉ざされた環境。同様に氷で覆われた木星の衛星エウロパも内部に水でできた海を持つとみられており、専門家は「地球外の生命探しに向けた手掛かりにもなる」と指摘している。