町議「居住せず」と失職を可決 徳島・藍住町議会 

徳島県藍住町議会の失職決定を受け、記者会見する西岡恵子氏=11日午前

 徳島県藍住町議会は11日、臨時の本会議を開き、西岡恵子町議(64)が「町内に住んでおらず議員資格がない」とした町議会の資格審査特別委員会の決定を賛成多数で可決、失職が決まった。

 西岡氏は2010年にも同じ理由で失職し、その後、12年の町議選で返り咲いており、再失職は極めて異例。

 町議会は同年、西岡氏の居住実態をめぐり特別委を設置。公選法は「選挙前3カ月以上の居住」を市町村議の被選挙権の要件としており、特別委は今年7月、「町内での生活を裏付ける光熱水費が少ない」として「西岡氏は議員資格がない」と決定していた。


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