青森、三内丸山遺跡に直線の溝 大規模な人工道か 

三内丸山遺跡で見つかった、人工の道の可能性がある溝(手前から右奥)=1日、青森市

 国特別史跡の三内丸山遺跡(青森市)で、約5千年前の縄文時代前期末ごろのものとみられる大規模な直線状の溝が見つかったことが1日、青森県文化財保護課への取材で分かった。同課は「大規模な人工の道の跡である可能性がある。確認できれば、この時代では国内初の事例ではないか」としている。

 同課によると、溝は遺跡西部で見つかった。幅約4メートルで南西から北東方向に延びており、これまでに長さ約20メートルが確認された。周囲から最大約1メートルの深さまで掘り下げられ、大規模な工事だった可能性がある。溝から見つかった土器などから、時代を推定した。


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