処分場調査を事実上容認 宮城知事、指定廃棄物で  

指定廃棄物の最終処分場をめぐり、栗原市の佐藤勇市長(左)との会談に臨む村井嘉浩宮城県知事=31日午後、宮城県栗原市役所

 宮城県の村井嘉浩知事は31日、東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場選定をめぐり「(県内の)大半の市町村長が私に一任していいとなれば、意見が分かれていても詳細調査を受け入れたい」と述べ、建設地絞り込みに向けた環境省の詳細調査を事実上容認する考えを示した。

 候補地の一つ、栗原市の佐藤勇市長との会談で明らかにした。村井氏は記者団に「反対があってもやれる調査だ。できれば区切りを付けたい」と強調。県内首長を集めて8月4日に開く会合で正式表明する見通しだ。


  • LINEで送る