2014年7月31日 18:30 | 無料公開
細胞内の不要なタンパク質が分解できなくなるなど機能が低下した細胞の生存率を上げるのに、赤ワインに含まれるポリフェノールやゴマの成分が有効なことを、京都大のチームがハムスターを使って明らかにし、31日付の英科学誌電子版に発表した。アルツハイマー病の予防などに役立つ可能性があるという。 過剰な摂取は避ける必要があるが、チームの阪井康能教授(分子細胞生物学)は「一般に健康に良いとされる食品成分が、細胞レベルでも効果があることを示す成果だ」と話している。 細胞内にあるタンパク質を分解する機能が落ちた細胞では、内部に異常なタンパク質が蓄積。