リベリアがエボラ緊急対策 学校閉鎖や出勤停止 

リベリアで、エボラ出血熱の予防法を教える医療支援スタッフ(サマリタンズ・パース提供、ロイター=共同)

 【ナイロビ共同】西アフリカのリベリア政府は30日、エボラ出血熱の流行を食い止めるため、国内の全ての学校を一時閉鎖し、基幹業務以外に従事する政府職員に30日間の出勤停止を命じる緊急対策を発表した。ロイター通信などが伝えた。治安当局が対策の実施を担当するという。

 世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱は3月以降、西アフリカで流行し、過去最大規模に拡大。じわじわと感染例が増え続け、封じ込めにめどが立たない状況が続いている。危機感を深めるリベリア政府は抜本的な対策が必要と判断した。

 米疾病対策センター(CDC)が警戒しているほか欧米諸国も状況を注視している。


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