鳥取県、旅館業許可取得を義務化 「お泊まりデイ」で初 

 高齢者が日帰りで利用する通所介護(デイサービス)施設の宿泊サービス「お泊まりデイ」について、鳥取県は30日、都道府県で初めて事業所に旅館業の許可の取得を求めるなど、サービスや設備などに関する独自基準(ガイドライン)の素案をまとめたと発表した。10月に施行予定。

 ガイドラインでは、衛生や施設管理の観点から旅館業許可を義務付ける。長崎市の認知症グループホーム火災を教訓に、建物の2階以上での宿泊を原則として認めず、夜勤職員の人数や避難計画についても厳しい基準を設定。罰則などの強制力はないが、事業所の対応状況を県ホームページで公表する予定という。


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