JRが検査車両内部を初公開 「ドクターイエロー」 

「ドクターイエロー」の車内を見学する子どもたち=26日午前、浜松市中区

 JR東海は26日、東海道・山陽新幹線を走る検査車両「ドクターイエロー」の内部を初めて一般公開した。東海道新幹線の開業50周年を記念して浜松工場で開くイベントの一環。

 東京―博多間をほぼ10日に1回往復し、走りながら線路の状態を点検する車両だ。正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」だが、黄色い車体にちなんでドクターイエローと呼ばれている。

 車両は全部で7両。公開対象の4~7号車には、パンタグラフや架線の状態を間近でチェックする観測ドーム(天井窓)があるほか、線路のゆがみを検査する専用台車が床下に設置されたり、通信や信号、電力のモニターが並んだりしている。


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