尼崎脱線現場「4階まで残す」 JR西、遺族に整備案提示 

尼崎JR脱線事故で電車が激突したマンション=兵庫県尼崎市

 2005年の尼崎JR脱線事故で、JR西日本は25日、電車が激突した現場の9階建てマンションについて、4階部分まで残し屋根で覆う現場整備案を遺族へ提示した。JR西は「現時点で最もふさわしいと考えている案。確定したものではない」としている。

 整備案によると、マンションは1階部分をすべて残し、事故の痕跡があり救出活動に使った4階までを階段状に保存。全体を緩やかな曲線の屋根で覆う。付近には、両手を合わせた形をイメージした慰霊碑も設置。犠牲者の名前を刻んだ「名碑」も置くとしている。


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