西之島、新たな陸地100倍に 新しい火口も 

活発な噴火活動が続く小笠原諸島の西之島=23日(海上保安庁提供)

 噴火活動で新たにできた小笠原諸島・西之島(東京)の陸地面積が、昨年11月に発見された当初の約100倍に当たる約108ヘクタールに拡大したことが24日、分かった。陸地の北東部には新しい火口が確認され、活発な活動が続いている。

 海上保安庁が23日午前、航空機で上空から観察した。最も活発な中央部の火口では、2~3分ごとに爆発的な噴火を繰り返し、高度1500~2000メートルまで噴煙が上昇。新たに見つかった火口では、あふれ出した真っ黒な溶岩が海に流れ込み、大量の水蒸気を発生させていた。


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