金沢の共同住宅にセアカゴケグモ 北陸3県での発見は初 

金沢市の共同住宅のベランダで見つかったセアカゴケグモの死骸=19日(住民提供)

 金沢市は24日、同市高柳町にある共同住宅のベランダで、オーストラリア原産で毒を持つセアカゴケグモの死骸が見つかったと発表した。1月までに31府県で確認されているが、富山、石川、福井の北陸3県で発見されたのは初めて。かまれるなどの健康被害は生じていない。

 市によると、19日午前に共同住宅の住民から「背中に赤い模様があるクモの死骸がある」と連絡があり、市保健所が死骸を回収。環境省の担当者に写真を送り、確認した。

 セアカゴケグモは雌だけが毒を持ち、かまれると痛みが広がり、吐き気などを催す。児童や高齢者は重症化する場合もあるという。


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