2014年7月21日 21:38 | 無料公開
【カイロ共同】リビア保健省は、首都トリポリの国際空港で13日から続く民兵間の戦闘で、21日までに少なくとも47人が死亡、120人が負傷したことを明らかにした。閉鎖された空港施設は砲撃などの被害を受け、再開には数カ月かかる可能性があるという。 カダフィ政権崩壊後、トリポリ国際空港には西部ゼンタンの民兵が駐留してきたが、13日に西部ミスラタの民兵を含むイスラム系民兵が空港制圧を図って攻撃を開始した。 ゼンタンの民兵はリベラル政治勢力に近く、戦闘の背景には制憲議会で主導権争いを続けてきたリベラル、イスラム両勢力の対立があるとみられている。